ブログ記事一覧

格闘技選手の減量現場(3)

2026-10-07 [記事URL]

エピソード1として、ある選手は根性の食事制限と激しいトレーニングによって1カ月で12kgの減量に成功しました。しかし試合中に足がつり、そして試合後わずか3日間で8kgも体重が戻りました。選手がジムに来た時に一瞬誰だかわからなかった、という笑い話が残りました。エピソード2として、ある選手は、リミットまであと2kgというときに停滞期にさしかかり、食事をほとんど摂らないようになってしまいました。体重が減る気配がなく、病人のような状態でフラフラと練習を続けていたところ、以上に気付いたトレーナーに呼び止められました。トレーナーに全く食べていないことを話すと、「すぐ食べないと試合辞めさせる」といわれ、3日ぶりに食事を摂ったら、何と2日後にリミットクリアしました。『食べたら減り出す』不思議な逆転現象ですが、練習に活力が出て消費カロリーが倍増したり、減量で滞っていた宿便がでたりの現象があったとのことです。これは、体内の代謝が活発になったことが原因ですが、実際にあった例です。


格闘技選手の減量現場(2)

2026-10-03 [記事URL]

格闘技選手の減量法・スタイルは様々ですが、一昔前のような「食べず水分も抜いて」ではないにしろ、古い経験値と新しい意識が混合しているのが現状です。ある程度の食事制限に激しいトレーニングを並行するため、選手はみるみる痩せて、試合直前には全身の脂肪が削ぎ落され、筋肉のシルエットが見事に浮き出ます。体脂肪は3%前後まで落ちるともいわれています。こんな過酷な「格闘技減量」の現場では、ダイエット理論を極端な形で実証するような、興味深いエピソードが数々あります。次回エピソードを紹介します。


格闘技選手の減量現場(1)

2026-09-30 [記事URL]

スポーツの中には勝敗を有利にするには、選手の体重を極限まで減らす競技があります。この場合は「ダイエット」とはいわず「減量」と呼ばれ、あくまでその目的は「健康や美」ではありません。なぜ体重を減らすのか?という素朴な疑問があると思いますが、たとえば競馬の騎手ならば、体重が軽い方が馬のスピードが上がりやすくなります。また減量といえば格闘技ですが、階級ごとのリミット(制限体重)が決められており、同じ体重の場合、体の構成要素がパワーの源となる筋肉が多いほうが有利、体脂肪を極力削ぎ落し、可能な限り筋肉量をキープしたままの最軽量で戦いに挑みます。


DITのエネルギー消費量比較

2026-09-26 [記事URL]

うどんでDITの変化を述べてみます。完全に同量の「素うどん」を食べるとして、まずは麺を硬く茹で上げた方が、咀嚼や消化吸収に手間がかかり、DITは高くなります。また、「温かいうどん」の方が「冷やしうどん」より体温を上げるので、DITによるカロリー消費量が高くなります。具を入れる場合は、三大栄養素ごとに特徴づけられる消化分解や体内吸収後の代謝の過程によって、DITが変化します。ハーブなどの香り成分による自律神経への作用や、スパイスの辛味成分などによる発汗などの生理活性、また、アルコールによって、血流と体温が上がることも、DITの1つです。さらに、食べる時間帯や食事中の所作によって、自律神経が交感神経寄りなる場合の方が、DITは高くなります。


DIT(食事誘導性体熱産生)について

2026-09-24 [記事URL]

食事時は、エネルギーが身体に吸収・蓄積されているだけのイメージを持ちがちですが、じつは逆のことも起こっています。つまり食事をした時の咀嚼や消化管の蠕動運動や、熱いものや辛いものをたべることによって体熱が発生したりエネルギーが消費されますが、これらはDIT(食事誘導性体熱産生)と呼ばれています。


「基礎代謝増加」の本命は内臓の活性化

2026-09-19 [記事URL]

基礎代謝に占める各組織のエネルギー量は、骨格筋以外の部分の占める割合は、78%で、骨格筋の割合の22%よりはるかに多きことがわかります。さらに肝臓、心臓、腎臓の主要内臓の割合は38%で骨格筋の2倍近くあります。さらに内臓筋は、主に消化・吸収時の蠕動運動などによりエネルギーを消費しますが、この活動は自律神経により支配されており、安静時・睡眠時にかかわらず24時間営業で行われています。基礎代謝を上げるためには、内臓の活動を正常化し活発にすることが一番の早道といえます。それには、活動的で健康的な生活による代謝・血行の促進、自律神経の正常化がカギとなります。


「筋肉トレーニングと基礎代謝増加」の本当のメカニズム(2)

2026-09-16 [記事URL]

骨格筋の量が増えていない段階でも、例えば運動を行っていれば、筋肉は活性化され、抹消の毛細血管に至るまで血液循環が良好になり、体温が上昇し、エネルギー発散が多くなります。同時に普段あまり動員されていない諸筋群、深部の筋肉にも同じことが起こり、その繰り返しによって基礎代謝が向上する現象が起きます。骨格筋の量が増加した場合、一定の動作を行った時に参加する筋肉量が増加前と比較して単純に多くなりますので、「活動代謝」「運動代謝」には大きく影響します。


「筋肉トレーニングと基礎代謝増加」の本当のメカニズム(1)

2026-09-12 [記事URL]

「筋肉を増やせば、基礎代謝が増える」と一般的にいわれています。この場合の筋肉は骨格筋を指すわけですが、基礎代謝とは安静状態における異化作用であり、骨格筋は特に活動時におけるエネルギー放出に影響しますので、筋肉の量が増えることで、『安静状態における消費エネルギー』が劇的に増加するわけではありません。基礎代謝に関していいかえれば「少し増える」ぐらいが適切の表現でしょう。


ダイエット運動『ウォーキング』(2)

2026-09-09 [記事URL]

歩行は、下半身のみならず上半身も含めた多くの筋肉と、膝関節・足関節・股関節の下肢三関節を同時に使う運動です。この運動が、歩行によって日常的に繰り返されています。スポーツクラブに通ったり、特別なトレーニングはしなくても、なるべく歩く機会を増やし、また歩くときは運動のチャンスと考えましょう。その効果を落とさないための注意点として、1,背筋を伸ばす2,左右の足の間隔(歩隔)が広くならないようにする3,なるべく早足で歩く などが挙げられます。


ダイエット運動『ウォーキング』(1)

2026-09-05 [記事URL]

生活の中で何気なく行う歩行(ウォーキング)は、全身の80%以上の筋肉が参加するという、素晴らしい全身運動です。そのメカニズムをまとめてみました。1,歩き出す時に脚が義面を蹴り、ふくらはぎと足首の筋肉が使われます。2,その脚をひきあげながら前方へ出す時に、太もも裏側と下腹部の筋肉が働きます。3,同時に、反対側の脚は太もも内側の筋肉で着地を支えながら、太もも外側の筋肉を使って膝を伸ばし、足関節でつま先を上げてかかとを浮かばせながら前進するために、スネの筋肉が活動します。4、借地した逆のあしは、太ももうらがわと外側の筋肉を支えます。5,この脚側の一連の動作に加えて、上半身では姿勢や重心バランスを保つために体幹や腕の筋肉も動員されます。


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