食の欧米化で脂質の割合が増加した?(1)
近年、わが国では「食の欧米化」といわれ、脂質過多の食生活改善が叫ばれています。しかしながら、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」では、男女ともにおよそ半数は、PFCバランスにおける脂肪摂取エネルギー比率を25%以内にえているという結果が出ています。また、主要国10カ国(日本・イタリア・フランス・スウェーデン・スペイン・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア・イギリス・アメリカ)の中ではアメリカの肥満率が最も高く、日本の肥満率が最も低くなっています。日本人の食生活が脂肪過多というわけではなく、現代日本人の体格に必要なタンパク質や脂質が、必要量を超えて摂取されているという程度ではないか、とも考えられます。







